自分の強みを知りたい。
自分の才能って何なんだろう。
学校でなかなか学ぶ機会が無いので、社会人になって初めて自分の強みについて考える場面に出くわしがちです。
学校で自分の良いところ、
もっと学べたらいいな!
そうだよね~
国語・算数とかと同じように
自己理解って教科があるといいね!
今日は、「自分の強みをもっと知りたい!」「自己理解を深めたい!」「自己分析したい!」という人にオススメの方法をご紹介します。
①ストレングスファインダー®で自分の才能を知り、強みを伸ばす
アメリカのGallup社のトム・ラス氏著である、めちゃめちゃ有名な本です。
Gallup社は40年もの間ドナルド・O・クリフトン博士率いる研究チームで「人間の強み」による研究を行ってきた会社です。
苦手なものを頑張って10から50に増やすより、自分の得意とすること=才能を知り、伸ばして自分の強みとしていく。
前半には強みや才能の定義やその大切さが述べられています。
後半はそれぞれの34の資質について詳しい解説書になっているので、それを読むだけでも楽しいです。
アレンジ/ 運命思考/ 回復志向/ 学習欲/ 活発性/ 共感性/ 競争性/ 規律性/ 原点思考/ 公平性/ 個別化/ コミュニケーション/ 最上志向/ 自我/ 自己確信/ 社交性/ 収集心/ 指令性/ 慎重さ/ 信念/ 親密性/ 成長促進/ 責任感/ 戦略性/ 達成欲/ 着想/ 調和性/ 適応性/ 内省/ 分析思考/ 包含/ ポジティブ/ 未来志向/ 目標志向
『さあ、才能に目覚めよう 新版 ストレングスファインダー2.0』 33ページより
さらに、購入者限定で1度だけ使えるアクセスコードが付いていて、30分くらいのWeb分析テストを受けることができるのがポイントです。(むしろそれがメイン)
中古本を買っても自分の強みを知るサイトへのログインコードが使用されている場合、また買いなおさなければいけないので注意が必要です。
うまくできているなと思いながらついつい買いました(笑)
本を買わなくても『クリフトンストレングス』と検索すると、Gallup社の会社に直接飛べます。
自分の上位資質トップ5を知りたい方は¥2,340、全34の資質全てが知りたい方は、¥5,850(2022.10現在の価格)で受けることができます。
ちなみに書籍本体は¥1,980で購入できます!
わざわざ¥2,340払うより、「本1冊+テスト」が付いているので、トップ5だけ知りたい方は書籍購入がオススメ♡
・才能と強みは違う!?
自分の強みを知るための良書として有名な本ですが、まず才能と強みの違いを抑えておくことが必要です。本書には、このように書かれています。
実際の所、<ストレングスファインダー>が測定するのは、「才能」であって「強み」ではない。(中略)
最も成功している人は、その人が持つ高い才能を起点にしてスキルや知識を身に付け、練習を積んでいる。こうすれば、才能は何倍にも増幅して開花するのだ。
『さあ、才能に目覚めよう 新版 STRENGTH FINDER 2.0』トム・ラス著 古谷博子訳 2017年
日本の教育は、強み・才能を伸ばすより、まだまだ「苦手を克服する」という視点が根強いです。
確かに、「できないことをできるようになる」視点は確かに大事です。
でも、義務教育の9年間かけて「苦手なことを伸ばそうと行動し続ける」のは明らかに苦しく、やる気がなくなったりくじけたりして当然です。
ずっと苦手なことばっかり
やってたらつまんないよ~
本書で紹介されている『強みの方程式』に、強みと才能が以下のように定義されています。
つまり、本書の中で才能(資質)を知った後は、適切な時間をかけてトレーニングすることで初めて強みになる、と説明されているのです。
知る=インプットするだけでなく、適切に行動する=アウトプットすることが大切だということです。
知ってるだけでは
ダメってことだね!
その通り!資質を知って
訓練することで強みが
発揮されるんだよ!
ストレングスファインダー® を活用する時の注意点
そんな便利なストレングスファインダー®ですが、2つだけ知っておいてほしい注意点があります。
- 「TOP5以外の資質=自分のダメな所」ではない
- ストレングスファインダー®が絶対ではない
繰り返しになりますが、日本ではとにかく「苦手を克服しよう」という風潮が強いので、強みより弱みに注目しがち。
大事なのは、上位に入っている資質を知り、それをいかに伸ばしていくか。どんなふうに時間をかけて訓練していくかがカギになります。
TOP5に入らなかったからといって、自分の苦手な所なんだ~と安易に決めつけない、自分の枠を狭めないことが大事です。
また、ここまで進めてきておいてなのですが、「ストレングスファインダー®」の結果が絶対ではない、と知っていてほしいです!
あくまで1つの指標だとして、自分を高めたり伸ばしたりする手段にしてほしいと思います。
1つのテストを絶対と決めず、いろんな視点から自分の資質を
知ることが大事です!
②自分の良さを周りの人に聞く
もう1つの、オススメ方法は自分の良さを周りの人に聞くことです。
自分の良さをストレングスファインダーや、VIAなどで強みや資質を調べるのはセルフチェックになります。
でも、そこで終わっていてはもったいない!
自分の強みを第三者に聞くことで、自分では気づかなかった強みや資質に気づくことができるのです。
ここを抑えると、自己理解度が40%UPします!
自分の良さや強みを周りの人に聞く時の注意点
実は、自分の良さや強みは、やみくもに周りの人に聞けばいいというものではありません。
え~!じゃあどうすればいいの?
聞く人を選ぶ!ことが
すごく大事なんだよ!!
✅家族でも、「特に信頼できる人」に限定する。
✅友人だけでなく、「安心できるコミュニティ」の複数人に聞く。
たとえば、職場の同僚だと利害関係にある場合も多いので、気を遣われてしまい率直な意見が聞けないこともあるかもしれません。
また、家族に聞くのも悪くはないのですが、実は家族は身内には意外と厳しかったりします。
なので、一番オススメなのは趣味仲間や、朝活グループとか、前向きに行動している自分が「安心できるコミュニティ」で聞いてみることです。
できるだけ、日ごろ関わることのない自分とは異なるタイプが属している勉強会だと、その効果は絶大です。
〇同じ学校、同じ職場、家族といった同質性の高い関わり
〇異業種交流、趣味オフ会、勉強会などの異質性の高い関わり
その両方で、多角的に自分の資質を聞けると、自分では「当たり前」だと思っていた強みに気づく可能性が高いです。
2つの視点で探してみるといいです!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
自分の強みや資質に気づくには、自分だけでなく周りの人の力や視点を活用するのがオススメです。
使えるツールを使い自分で深掘りしながら、他者の目を借りて高い所から見る。
そして、それをアウトプットして言語化することで、自己理解を深めることができます。
ぜひ、この方法で皆さんの自己理解と強み発掘が進み、人生がより良い方向に進んでいくことを応援しています!