こんにちは。ドタバタ子育て珍道中!!家族学育クリエイター&おうちラボ主催のトイトイノです。今日もこのブログに来てくれてありがとうございます!
はじめに
Withコロナの世の中になって早3年。暑い暑い夏にマスクをつけるのは心底しんどい私です。みなさん夏バテしてませんか?適度に抜きながら、楽しみながらみなさんが日々安心して過ごせると嬉しいです。
実は、昨晩トイ家でこんなことがありました。(しばらく会話が続きますが、お付き合いくださると嬉しいです)
イノタ
お母さん、さっき帰ったお父さんがなんだか悲しそうだよ
トイトイノ
ほんとだ!なにかあったのかな?イノタありがとう!話聞いてみるね♪イノスケ~どうしたの~??
イノスケ
トイトイノ、ありがとう~実はさ・・・
夫の胸を痛めたできごと
夕飯を食べている時のこと。
普段は話の聞き役の夫が、おもむろに話し出しました。
今日さー…保育園にイノミ(娘)を連れてったらさー…ちょっと胸が痛くなることがあったんだよね
珍しく神妙な顔をしているので、余程のことだなと思って聞いていたらこう続けました。
イノスケ
最近イノミは熱と咳が出てたから、俺たちはお互い仕事の休みを取り合ったり病児保育に預けたり家庭保育してたりしてやりくりしてたよね。で、熱も下がってやっとで保育園に預けられる!って思って入口に向かったら、聞こえちゃったわけ。一人のお母さんと先生のやり取りが。
トイトイノ
どんな話だったの?
イノスケ
なんかさー、子どもが38.0℃熱があるけど預けようとしたっぽいんだよね。その人。で、先生が『お母さん、申し訳ないですけど、38.0℃あるのでお預かりすることはできないです。』って断ってて。
トイトイノ
うんうん
イノスケ
そしたらその人さ、
『は!?朝は熱なかったんですよ!?今から仕事場に休みますって言えってことですか!?』
『こんな急に預かれないとか言われたら困るんですけど』
『あとから下がると思うので預かれませんか?』って先生にめっちゃ悪態ついてて。これは今まずいなーと思って、玄関に行かずに待ってたんだよね
保育園の入口はひとつしか無いので、玄関に行くと預ける時に鉢合わせすると考えて、玄関前の階段でずっと待ってたそうなんです。
イノスケ
でさ、子どもがむちゃくちゃ咳き込んでる声が聞こえて、見てないからなんとも言えないんだけど、俺朝から熱あるの気づいて連れてきたんじゃないかなって思ったんだよね。
このお母さんも悪態つきたい訳じゃないと思うんだけど、お母さんと先生のやり取りをずっと聞いてたらさ、なんかさ。これ聞いてる子どもの気持ちを考えたら、俺なんか胸痛くなってきちゃって。
トイトイノ
そうなんだ~
イノスケ
うん。そうなんだよね。さすがに38.0℃あったり、あれだけ咳したりしてたら気づくでしょ。こんなご時世だし、普通に考えたら自分の子だけじゃなくて他の子もいるのに預けようと考えるのもゾッとしたし。
で、何より子どもが38.0℃熱があって咳があったら俺なら心配で逆に預けられない。病院に連れていこうとか、一緒にそばにいてあげようとか、(子どもが)しんどいだろうなとか思って。
トイトイノ
・・・・・・(無言でうなずく)
イノスケ
母親とか父親とか関係なく、親って子どもがしんどかったら、まずそれを優先することは当たり前だと思ってた。
でも、子どもの容態優先じゃなくて明らかに仕事の心配してて、先生にもかなりキツめのこと言ってて。鉢合わせないようにしてたからどの組の誰とかは分からないんだけど、子どもの気持ち考えたら俺めちゃめちゃ悲しくて泣きそうになったんだよね・・・・・・
と、神妙な顔で話してくれました。夫は、割と(というかかなり)トイ家では聞き役なので、こんなに聞いてよ~とたくさん話すのはすごく珍しいことでした。
周りの保護者はどうしていたか
トイトイノ
そっかー。それは聞いてるだけでも悲しくなるねー。
イノスケ
だよねー。おれもイノミを預けたいし時間も迫る中でさ、俺以外にもママとかパパとかいてさ、みんな早く預けたいのを我慢して察して待ってたんだけど・・・正直みんなめちゃめちゃ引いてたんだよね(苦笑)
そうなんだね~。その場面を見てないから、断定することはできないんだけど、それだけ咳してたり38.0℃あったら体はかなり熱いと思うから、普通は気づくと思うよね💦
本当に気づかなかったとしたら、それはそれでまずいことだしね・・・でも、だとしても先生が指摘した段階で、常識的に考えるとぐっとこらえて連れて帰りそうだけどねー。
イノスケ
だよな~。めちゃめちゃ気まずかったよ。ほんと・・・
朝のいそがしい時期に園の入り口が重苦しい雰囲気になっているのは、想像がつきました。私がその場にいたら、どうしただろう。そんなことを考えました。
その場にいたら、どうするだろうか
トイトイノ
たださ~、たとえばそのママさんがもしも、一人で子育てしてたとして、仕事に行かなければもろに収入に直結するお仕事とかに勤めていたりとかしたらさ・・・
ダメなことは分かってても、焦ってしまって追い詰められてしまって、やり場のないイラ立ちみたいなのがあって、先生に思わず悪態ついちゃったとかもあるかもしれないよね。
そのママさんが、虐待とかネグレクトとか日常的にしてる人じゃなくて、ついそう言っちゃったとかの人だといいなぁって、苦しかったんじゃないのかなぁって、私は話聞いてて思った。
イノスケ
そっか。そういう考えもあるんだ。俺はもう、『これ虐待じゃないか。やばくないか』って思ったんだけど。
トイトイノ
いや、私もそう思うと思うよ。まずいでしょ~って。
でもね、きっと、もし、ついママさんがそう言っちゃったパターンだとしても、子どもにはお母さんのそういう「子どもは大事だけど仕事も休めない」みたいな親側の葛藤は伝わらない可能性が高くてさ。
『自分はこんなに苦しいのに、お母さんは自分より仕事が大事なんだ。自分は苦しくても我慢して保育園に行かなきゃいけないんだ』とかって思っちゃう可能性が高いかもしれないよね。
きっと、心には傷は負ってるんじゃないかなって思う。胸が痛いね。それがまた悲しいよね。本当にね。
と、夕飯の準備をしながら2人でうーん、と考え込んでしまいました。なぜ、こんなことになってしまったのだろうか。他の家庭のことだからすぐに答えは出ないけれど、ものすごく考えさせられました。
いつもなら私たち夫婦が会話していても、お構いなしにしゃべりまくるイノタやイノミも、珍しく私たちの会話をじーっと聞いていました。
もし次、同じ場面に遭遇したらどうするか
って話を2人で延々としていました。
ひとまず私たち夫婦が出した結論は、
入口に行って娘を預けつつ「とにかく挨拶とかして声をかける」
「いやいやここで声かけたらかえって嫌じゃないかな」
とかで。結論は出なかったんです。(でなかったんかい!)でも、
って話になりました。他の人なら、どんな結論を出すのだろうか気になりました。
我が家では夫婦で悩んでいたので、息子のイノタに「こんな時ってさ、どうしたらいいかな。」と聞いてみました。
すると、
イノタ
〇〇のママちゃん、だいじょうぶ?だいすきぎゅ~っ!!!ってする!!
と迷わず答えてくれて、思わずハッとしました。
とってもシンプルで簡単なことに、子どもの視点から本質に気づかされました。
子どもって、本当に柔軟で素直で、可能性の塊なんだなぁって。魂の先輩だなぁとつくづく実感しました。
教育の場でもよく言われる言葉があるんです。それは、
「困らせる子」はいない。「困っている子」がいるんだ、
ということ。
だから、このママさんも見ようによっては「難癖をつける面倒な人、モンスターペアレント」。
でも、そうじゃなくて「困っている人」であり、「悲しんでいる人」なんだっていう心とか立場に寄り添う視点で見て関わることが、みんなが安心して子育てできる世の中にすることなんだと感じました。
だから私は、このママさんみたいに子育てと仕事の両立が難しくて悩んでいる、子どもを持つ親御さんに向けて、
今自分ができる発信や講座を構築して、サポートしたり助けたり、リエゾン(橋渡し)になりたいと改めて実感しました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました^^
今日も、あなたを全力で応援しています♪