おかえりなさい(^^)ドタバタ子育て珍道中!!学育クリエイター&おうちラボ主催のトイトイノです。
今日も当ブログに来てくれてありがとうございます!
このブログを読んでくれている読者の皆さんの中には、フリーランス、専業主婦の方もいるかと思いますが、お勤めの方も多いはず。職場とかで、ママさんが集まるとどうしても自分の子どもの話になったりしませんか?
先週職場で、ランチタイムに先輩たちとお互いの子どもの話になったんです。
思わず切なくなった先輩のひとこと
私はまだ子どもたちが未就学児で、先輩たちのお子さんはもう中学生や高校生になっている方ばかり。50代の方がほとんどで、私も含めて20代の若手職員1人も含め5~6名で話していたんです。
話の中で子ども達のテレビや動画視聴の話題になり、たまたま、私が「子どもに見せる番組を選んでいる」ことや「一緒に辞書引きをしたり、モルカや歴史人物トランプで遊んでいる」こと、「子どもと一緒にご飯を作っている」ことなど、家庭でごく当たり前に実践していることの話をしました。
(一気に「こんなこともやってるんです!」と言ったのではなく、あくまで「仕事から帰ったらどんな風に過ごしている?」と質問されたことを受けて話した、と言う流れです)
私にとっては当たり前のことだし、仲のいい友人や、SNSで繋がっている友達、身近な知り合いやママ友もそんな風に遊んでいて、先輩も教育業界に携わっているので、わかるわかる~という子育てあるある話のつもりでした。
そうしたら、先輩たちが口々に伝えてくれた言葉があったんです。それが
意識高いね〜!私たちはもう子どもは完全に放置で、学校の先生に任せてるな〜
子どもと一緒にカルタで遊ぶとか一緒にご飯とか作ったことないな~
こどもの食べるものも、無添加とか気を遣ったことないな~
子どもとだけいるのが苦痛すぎて、育休6か月経つのが待てなくて早めに復帰したよね
というものでした。もうこの言葉にすでに衝撃を受けていたのですが、そこから派生して息子が3月に卒園したことを知っていたので、卒園式や卒業式の話題になりました。
って、もう場面を思い出すだけで私は話しながらウルウルしていたんです。子どもの小さい頃を思い浮かべて「わかるー!」とかなるかな、とほんのちょっぴり期待していました。(共感してほしくて伝えたわけではなかったんですが)
すると、返ってきたのはまたしても共感ではなく、
子どもの卒業式を見ても、あんまり感動しないなー
だよねー、だって自分たちが関わっている教え子との方がいる時間長いし、思い入れもあるし
って口々に話していたんです。
それを聞いて、2つの意味で心底悲しくなってしまいました。
先輩との子育て観の違い
私にとっては、幼児期や小学生期にできるだけ長く一緒に過ごして、思い出を積み重ねたり子どもの成長を見守ったりすることって当たり前のこと。
先輩も同じ仕事に携わっているからこそ、自分の子どもの子育てに関する感覚って近いものがあるのかと思い込んでいました。
「意識高い系」と言われて、線引きされた
少なくとも私の周りの友人たちは当たり前にやっていることなのと、私にとっても当たり前だったので、「意識高い」とざっくり線を引かれたことで壁を作られたような気がして控えめに言ってもかなりショックでした。
ましてや、他の職種ならまだしも日頃子ども達と関わる教育に関わる仕事をしているだけに、本気で驚きすぎて言葉が出てこなかったです。(悲しかった~~)
先輩が「子どもと過ごす時間が無いことを仕方ないと諦めてしまっている」
この2つめが特にショックでした。1人目の時にも、子どもが4名いる女性上司がいたのですが
子どもは実家に預けっぱなしで丸投げよー!!
と豪語していました。(だから私にも「実家に預けたらいいのに」と、よく言っていた)
先輩方が子育てを犠牲にして働いてきた現実があることは知ってはいたけれど、実際に目の当たりにするとかなりショックで、「親なのに自分の子どもの成長を他人任せにしなければならない未来」を垣間見た気がして、ゾッとしてしまいました。
いろんな考え方の人がいるので、先輩方を否定する気持ちは全くありません。人に任せて仕事に打ち込みたい人もいるはずですし、それが悪いことだとも思いません。私もバリバリ働きたい方だから。
でも、私は子どもとの時間はあっという間だから、共に過ごして共に育ちたいんです。
同じ子を持つ母として働いてきた先輩方だからこそ、子どもと関わる仕事についているからこそ、この視点や気持ちが共有できなくて残念な気持ちになってしまいました。
まだまだ未熟です。
幸福学の視点を取り入れ、大人こそ楽しもう
私は、子どもと関わる教育の場にこそ幸福学の視点が本当に大事だと思っています。
でもそれは、子どもだけが幸福になることではありません。子どもと関わるすべての大人が、自分の人生を充実させて幸福を感じる必要があると考えています。
なぜか、自分が我慢していることが多いと、だんだん不満がたまり他人にも我慢を強いたりしがち。だからまず、大人から自分の人生を充実させて楽しむことで、心にゆとりができて子どもたちの多様性も柔軟に受け入れられるんじゃないかなって実感しています。
先輩たちの仕事への情熱は尊敬しています。でも…親としては、我が子のことを他人任せにせざるを得ない職場環境は変えていきたいなってつくづく実感しました。
目の前にいる子ども達だけでなく、自分の子どもも大事にできる環境を!
どっちかじゃなくて、どっちも大切にできるように、私は私ができることを続けて対話して、実践していくことが大事だと改めて感じました。
大人が笑顔でいられる場づくりを
そう思っていたら、こんな素敵な実践をされている校長先生を発見しました。
東洋経済education × ICT編集部より 小樽市立朝里中・森万喜子校長
時短さえできればいい、楽さえできればいいというわけではないんです。
教育だけでなくって保育も、介護も、それ以外のお仕事も、子育てをしているママやパパにも、介護がある先輩も、独身で若手の職員にも、とにかく働いている全ての人に、時間だけでなくて「心のゆとり」が必要なんです。
人生は1度きり。過ぎ去った時間はもとには戻せません。
若いから残業してもいいやとか、子どもが大きくなったら残業も当たり前とか、そもそもそういう発想ごと無くして「どうしたら心地よく過ごせるか」「どうしたら負担を減らせるか」「どうしたら無駄な時間を減らせるか」って視点を持つことって大事だと思いませんか。
森校長は、記事の中で要らない無駄は省き、必要なことに時間を使うことの重要性を伝えています。
私も、今後居場所作りをするときに関わる人が増えるフェーズに入ってくると思います。その時に、森校長のこの視点を活かして、
大人も子どもも笑顔でいられる場づくりをしたい
そんな思いが湧きあがった、1日でした。沈み切らずに、この記事の言葉に出逢えて良かったです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
今日もあなたを、全力で応援します♪